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鬱で自炊が無理すぎて宅食を調べたら、自炊より安かった

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まごころ弁当

鬱に自炊は無理すぎる

自炊が無理すぎる。

体調が良い時はルンルンで近所で一番安いスーパーまで出かけて食材を買い、好きなように料理することはできる。でも、そんな日は毎日続かない。自炊できるコンディションじゃない日も、食材は待ってくれない。傷んだ野菜を罪悪感にかられながら捨てまくることになって、自己嫌悪のループは止まらない。

入院前、セルフネグレクトの日々

体調が最悪の時にはもうお湯を沸かすこともできない。ので外にも出られない。uber eatsは便利だけれど生活保護受給者には高すぎる。でも、生きてるから飢えはする。シンエヴァのシンジくんだってそうだったじゃない。
ストックの袋麺をそのままバリバリかじって凌いだりしてた。限界すぎる。

メンタル的にも落ちてくると、このまま餓死できないかな、なんて考えることもしばしばあった。夜にどうにかこうにかスーパーにいって半額弁当を買えればよくできたほうだった。

一日中、ごはん食べなきゃ、動けない、ああ私はなんて自堕落な人間なんだと責める、余計身体が重くなる、そんな生活をしていたから、当然うつ状態から抜けられない。

何もできなくて、シャワーも浴びられず頭はベタベタだった。典型的なセルフネグレクト。

どうにかしないと。「生活保護だから節約しなきゃいけないのに、自炊ができないんです」と医者に泣きじゃくる私。入院治療を希望して、大きな病院に転院することにした。

自炊からの開放

横になっていても1日3食バランスの良い食事を出してもらえるし、どうしても頭がかゆいのにシャワーに行けない時は看護師さんに洗髪してもらった。その中で薬を色々試して調整したのも功を奏した。だんだん回復していくうちに、シャワーも自発的にできるようになったし、こうやってブログを書けるくらいのゆとりはできた。

ただ、退院後のごはんをどうしよう……と考えている中で、高齢者向けの配食サービスが頭に浮かんだ。でもあれはそれなりにゆとりのある生活のご老人が注文するものだというイメージがあったので、それも家まで届けられるとなると、1食600円〜700円はするのではないかと思い込んでいた。

ダメ元で近所で宅食を調べてみたところ、まごころ弁当というサービスが一番小さい安いお弁当で約350円(地域によって違う)という破格だった。1食ごとに配達してくれてこの値段。

……え? むしろ大丈夫なんですか?

中サイズの通常食は約600円。

買ってくるお弁当よりおかずのバランスもいい。

入院中に資料請求をしてみると、退院したらぜひと試食券がついていた。

まごころ弁当を注文してみて

前日の夜までに注文すれば届けてくれるとのこと。退院してすぐ、まず通常食で試食を注文してみた。

手渡しで受け取ると「退院おめでとうございます、お大事になさってください」と店長さんに声をかけてもらった。FCなのでお店ごとに若干のサービスの差はあると思うけれど、直接受け渡しすることで安否確認も兼ねられているそう。

まごころ弁当通常食の容器
通常食(ごはん付き)

お弁当箱は使い捨てではなく樹脂のしっかりした容器を都度回収する方式。
高齢者向けなためか、全体的にやや柔らかめ。入院中のご飯とバランス感、ボリューム感も似てる。でもちゃんと美味しいし、入院食よりは味付けがしっかりして食べごたえがあった。

私は通院のタイミング等もあって毎回手渡しだと待つのは不便なので、以降は置き配でお願いしてみた。保冷剤と一緒に置いておいてくれる。

まごころ弁当小町(小)の容器 まごころ弁当小町(小)
小町(小)

のり弁並の価格なのに、おかずはやさしいバランス感。
少食なので私はこれで大丈夫だけど、納豆とかインスタント味噌汁とか足していくのもありかも。

日曜が休みなので、350円の小町(小)を昼夜頼んだとして4週間で16,800円。

朝は最悪飲み物だけでもいいし、調子がよければ用意すればいいし。平日に節約と自炊できなさの葛藤から開放されてノープレッシャーで過ごせるから、日曜だけちょっとパック寿司買ったりもできる。

すごい。QOLがぶち上がりました。

ちなみに支払い方法は注文の都度現金払い・月末まとめて現金払い or 口座振替 or 振込 と柔軟。

えっと、まごころありすぎませんか? ありがとうございます……。

まごころケア食という冷凍弁当もあるらしく、働いたり外出の多い方だとこっちのほうが便利かな? と思います。

ありがとうまごころ弁当。自炊の呪いから開放してくれてありがとう。
今後もお世話になります……。

2023.6追記 現在はグループホームで食事提供を受けています

現在はそもそも一人暮らしが厳しいということで、グループホームに住んでいます。

食事以外にもさまざまな援助が受けられ、落ち着いて療養に励むことができています。
こちらもあわせてお読みいただければと思います。

当ブログはは適宜情報のアップデートを行っています。記事の内容について詳しく知りたいことや、間違い、古くなってしまった情報があれば遠慮なくコメント欄やメールフォームからご指摘ください。
当ブログは適宜情報のアップデートを行っています。記事の内容について詳しく知りたいことや、間違い、古くなってしまった情報があれば遠慮なくコメント欄やメールフォームからご指摘ください。

コメント

  1. 烏山ぐれい より:

    児童虐待で親と絶縁し、ASDとPTSDで苦しみながら生活保護を受けているものです。なまぽちゃん様の境遇に激しく共感を覚え、こちらのブログにたどり着きました。

    20代男子ですが、うつ症状で意識があっても身体が金縛りのように動かずにアルバイトに遅刻する日々でした。そのうえ親からのあまりにも圧迫的な重圧のなかで就活をしなければならず、最終的にはストーカー被害を受けるようになりました。

    こんな生活の中、たしかに自炊する気力も体力も担保できませんし、部屋が汚れていくばかりでした。まごころ弁当、全国展開されているみたいですね。利用してみたいと思います。

  2. Esso より:

    この記事で健康を取り戻した方が何人いたかと感謝します。宅配弁当は高齢者向けと見なされていますが、ヒポクラテスが言った様に生活習慣病や基礎疾患がある方には療治と生活の基盤となります。
    自分も介護疲れで希死念慮に悩まされ、似た様な症状に陥ってました。コンビニの弁当では肝脂肪の数値が上がり、どうしようか迷っていたところこの記事に出逢い大変助かりました。大変良心的な会社をご紹介くださりありがとうごさ”います。

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この記事を書いた人
断崖みさき(なまぽちゃん)

どんどん受けよう生活保護。社不すぎて定職つけず風俗転々虫の貧困女子→諦めて自己破産して生活保護へ。現在は穏やかに暮らすことができています。精神障害者手帳2級所持。 #風俗はセーフティネットではありません

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