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障害者グループホーム(共同生活援助)での暮らし

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障害者グループホームでの暮らし

しばらく前、色々あって生活環境が変わりました。生活保護も二度目の申請をしましたが、以前より落ち着いた暮らしを用意できたように思います。生活保護を一度廃止したのちにトラブルがあり、様々な助けを借り、新たに生活をはじめました。

といってもふつうのアパートではなく、障害者グループホーム(共同生活援助)という、障害福祉サービスのひとつを利用した生活です。

ちなみに以前生活保護を受けていた自治体はもともとなじみの薄い地域でした。
家賃を抑える&当時の彼氏を泊めるために引っ越して早々にコロナ禍とうつの悪化で動けなくなって生活保護に……という経緯だったので、今回は自分にとって住みやすい場所に住むぞ、と決めていました。

断崖みさき

ちなみに男にはうつ病が悪化した途端振られたのでほぼ無駄な引っ越しでした。
男のために引っ越すとろくなことにならないよ!

障害者グループホームって何よ

転居先を探していた時、支援者から「グループホームはどうか」と提案を受けました。

私の頭には高齢者向けのグループホームのイメージが浮かんだのですが……。
調べてみると、どうやら障害者向けのグループホームがあり、精神障害でも若年でも住むことができると。

えっ、えっ、2回も入院したのに知らなかったんだけど……。

障害者グループホームの費用

収入、自治体、障害種別、住むホーム……などによってケースバイケースで自己負担額は変わるので、詳しいことは地域の保健師さんや生活相談窓口に聞いていただくとして、
私の場合は今の所、家賃は自己負担ゼロ

初期費用として敷金がまとまった額必要だったのですが、支払いが難しかったためグループホームの入居の前に生活保護を再び利用することにして、初期費用の問題は乗り越えました。

それとは別に光熱費(月額固定)・共益費/消耗品費・食費(注文する場合)を毎月支払います。
ここは色々バレてしまいそうなところなので詳細は伏せますが、生活保護における生活扶助からその他の変動費もまかなっていける範囲に収まっています。(収まらないと困るんですが……)

障害者グループホームの部屋探し

断崖みさき

これは不動産探しでも同じではありますが、空室情報を見つけても、綺麗で立地の良いホームは結構な早さで埋まってしまうので部屋探しは大変でした……。
賃貸アパート探しみたいに大手ポータルサイトにほとんどの物件が載っているというわけではないので、支援者に聞いたり色々なワードで検索したりして。

東京都内での精神障害向けのグループホーム探しは東京ホーム連(東京都精神障害者共同ホーム連絡会)のサイトがよくまとまっていると思いますのでご紹介します。
(ここに加盟していないグループホームも多くありますのでご参考までに)

いかにも施設という感じのグループホームはあまりなくて、アパートの数室がグループホームの居室・共用室だったり、アパート一棟や一軒家をシェアハウスのようにしていたりと、見た目もごく自然に、地域に溶け込んでいます。

いくつか見学してみて、私はどうしても女性専用が良かったので、女性だけのグループホームを探しました。

障害者グループホームの受給者証ができるまで

これは……自治体や、それまでの病歴・福祉との繋がり方によってまったく違うと思うのですが、私の場合はかなり大変というか、水際対策のようなことがあり、申請書すらなかなか出してもらえませんでした。

住んでいる自治体で自治体の生活相談を行っている区議・市議の方に連絡して同行支援をお願いしたところ、すんなりと申請書を書かせてもらえました。
支援を受けるための支援が必要というのはなんとも皮肉でしたね……。

障害者グループホームに住んでよかったこと

あたたかいご飯が出るありがたさ

グループホームに住んでいちばんありがたいと感じているのが食事の提供です。

調子が悪くても、決まった時間に食事を出してもらえるありがたさ……。
家事に関して何も心配することがなく、それだけで生活と心にゆとりが出ました。

以前一人暮らしで自炊できない! となった時は配食サービスを利用していたのですが、注文の管理など自分で手続きする必要のある部分もあり、現在のグループホームでの食事には非常に助けられています。

ちなみに食費は家賃と別でかかりますが、配食・お弁当と変わらないくらい。
効率的に自炊ができればこれよりは安くあがるのだろうけど……それはまず無理なので、ありがたく食事提供を利用しています。

支援者であり、家庭にいる存在

同性の世話人さんが夜間(夕方〜朝)ずっとホームに居るので、生活のちょっとしたことも相談したりしていて、支援者というより家庭っぽいというか、ほどよい距離はありながらも、保護者のような存在でもあります。

断崖みさき

家族に頼れない私にとっては、毎日近くに支援者が居る状況はとても心強いです。

毎日の服薬管理

これは結構大事なこと。
精神科含め日々の服薬を忘れず・なくさず、時間通りに定量飲むという基本を守るのはなかなか大変でした。体調が悪いと薬を飲み忘れ、さらに体調が悪化し負のループに陥るので。

私の場合はグループホームでは処方薬を貰ってきては世話人さんに預け、食事や就寝前の決まった時間に都度出してもらえているので(毎朝一日分を渡すとか、これも対応は様々らしいですが)、お薬の効果もきちんと出るようになりました。

清潔に過ごしやすい

キッチンやお風呂、トイレなど、共用部の掃除やゴミ出しも世話人さんがしてくれるので、自分の寝室だけなんとかすれば大丈夫な状態です。
(お風呂やトイレが専有部になるタイプのホームもあるのですが、たぶん私にはまだ管理が難しいと思うので現状が丁度よいです……。いずれそういったところにステップアップすることも検討にいれつつ)

グループホームとホームヘルプは併用できないそうで(訪問看護は利用できる)、部屋の片付けについては心配があったものの、私の場合その他の家事タスクがなくなったことで体調が落ち込んでいる時以外は少しずつ掃除ができるようになってきました。
世話人さんにゴミが溜まっていないか、掃除機を使うか声をかけてもらったり、訪問看護さんに相談したり、といった形での援助も受けています。

生活リズムが整う

食事やお風呂の用意に加え、服薬管理もしてもらえ、共用部の消灯時間も決まっているため、自然と生活リズムが整っていきました。

断崖みさき
断崖みさき

規則正しい食事・睡眠・正しい服薬ができるので、治療のためにはとても良い環境だと感じます。

最近の生活について

このように、入院生活の良いところどりで、地域で普通に生活を送れる環境、という感じです。

日中活動先(就労や就労移行支援・就労継続支援など)については、体調も浮き沈みしながら、役所の障害課とのやりとりで、エッ? ということもありながらで、なかなか決まらなかったのですが。
ひとまず体調を優先で、引っ越してしばらくは療養に専念させてもらいました。

現在は週に数回だけ日中活動に出かけていて、障害基礎年金と合わせてもまだまだ生活保護を外せるほどの収入にはなりませんが、以前より環境が整ったことで体調の波も安定しつつあるように思います。
とか言ってるとまたドカンと落ちることもあるとは思いますが……。

無理せず、やっていこうと思います。この記事がだれかの参考になれば幸いです。

当ブログはは適宜情報のアップデートを行っています。記事の内容について詳しく知りたいことや、間違い、古くなってしまった情報があれば遠慮なくコメント欄やメールフォームからご指摘ください。
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この記事を書いた人
断崖みさき(なまぽちゃん)

どんどん受けよう生活保護。社不すぎて定職つけず風俗転々虫の貧困女子→諦めて自己破産して生活保護へ。現在は穏やかに暮らすことができています。精神障害者手帳2級所持。 #風俗はセーフティネットではありません

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