どんぶり勘定で生きてきた。生活保護を受けるまで日払いでその日暮らし、月末に支払いが足りてればオッケー、足りなければリボ払い、の最悪の家計管理をしていた。ま、頑張って出勤すれば巻き返せるっしょ! という甘い考えで……。
自己破産、そしてADDボーダー女が家計簿をつける日
生活保護を受けるにあたって自己破産の手続きも勧めていた。弁護士さんと打ち合わせるなかで、
「家計簿、つけてくださいね」
と言われて、ヒュッ……となった。家計状況を申立ての際に詳細に書かなければならないからだ。それにこのどんぶり勘定女が生活保護費でやりくりしていくには身につけなければいけない習慣。
家計簿。
何度もやりかけて挫折したやつ。
一応わたし、これでも確定申告だけは白色だけど泣きながらやってきた。毎年1ヶ月くらい遅刻しながらも申告してはいた。
でも家の細々としたお金は……。
弁護士さんは「私も使ってるんですよー」とマネーフォワードMEを勧めてくれた。
数ある家計簿アプリの中でも特に有名どころだと思う。
現金払いの記録はレシート読み取りがあるし(これの精度、昔ちょっとやってみた時より上がってると思う。長らく触ってなかった人はやってみてほしい)、銀行口座はもちろん、クレジットカード(わたしは破産につき)、モバイルsuicaやショッピングサイトとも連携して家計管理ができる。
今までも家計管理は、がんばろうとはしてきたのです。色々と、日経womanやらなにやら女性誌の、貯める! 財テク! 的な記事を読んでは自らを鼓舞して、1週間ごとに食費を封筒に分けたり……
続かんて。
そもそも自炊も体調の波が合ってうまくやれない、まとめ買いは安いが1週間単位とかで予算組んでたらガッチャガチャになる、それでなくとも発達障害グレーゾーン、現金、分けてしまっておいたら、あっちにしまったかそっちにしまったか、何が何だかわけわかめ。
決めました。わたしは極力現金を持たないと。
自動化しよう。
手間を惜しむための手間を惜しまないこれ大事!!
断崖みさきの口座の使い分け方
- 生活保護費受け取り用口座
- 固定費引き落とし用口座
- 変動費用口座(デビットカード付き)
- 事業用口座(デビットカード付き)
- モバイルSuica
以上にわたしの全財産がほぼ入ることになり、常に財布の現金は一万円以下です。
①生活保護費用口座
生活保護費の受け取り用口座は固定費の引き落としと同じにしたかったところなんですが、自治体指定の所で作る必要があったので完全に受け取り用になってます。
支給日には端数を除いて一目散に下ろしに行きますので基本ほぼカラです。
②固定費用口座
保護費をおろしたら真っ先にここにおおよそ(これは気持ち多めに見積もっておく)必要な金額を入れておく。
わたしの場合、固定費は
- 家賃
- 光熱費
- スマホ代
があたります。
わたしは光熱費の一部管理費に込み込みなので光熱費もあまり変動しないのでこちらに。
わたしのスマホは楽天モバイルMNOです。大手MNOで障害者割引使うか悩んだんですがプランがシンプルで安く、大きく変動しないのでここで。
④変動費用口座(デビットカード付き)
あとはこっちに入れてしまい、財布に現金は1万以下に。
食費日用品費などなど日々のお買い物にこの口座からデビットで。
suicaのチャージはここからします。
⑤事業用口座(デビットカード付き)
事業用というとなんだか大仰だけど、わたしの場合はサーバー代、ドメイン代はこっから払ってます。
そいでアフィリエイト報酬の入金先もここ。
最低生活費で生きている身なので、身を削っての先行投資はしません。
ほそぼそと無料ブログに広告を載せてみるからはじめて、カラフルボックスの無料30日間お試し期間をつかってまたほそぼそ、やすめのドメイン取って現在のわたしに至る。です。(実店舗ではありませんがしょぼい起業と思想はちょっと似てると思います)
記事を思っていた以上にたくさんの人に読んでもらえたので、よしわたしもがんばって発信してみようかな、と思えました。ありがとうございます。
わたしの個人的次の目標は、家でできることで勤労控除を超えて、半福祉・半就労(個人事業)の暮らしにうつることです。というわけで役所のひとにお金の出入りが説明しやすいようにと、確定申告もしやすいように極力この中でインターネットのあれこれをやりくりしてます。このへんは別の機会に詳しく書きたいなーと思っています。
⑥モバイルSuica
暑かったり寒かったりするとなんか無意識にSuicaでジュース買ってしまって交通費がヤバくなる呪いにかけられているのでモバイルSuicaを使っています。
モバイルSuicaとマネフォの連携すごーくわかりやすくて良いのです。チャージ元は④の口座。
これらをマネーフォワードMEにぶちこみ、現金払いを極力減らすとあら不思議
家計簿が(ほぼ)勝手に出来上がってます。
やむを得ず現金払いした時だけレシートなりその場で入力なりメモなり(絶対に絶対に絶対にわすれるから)残しておいて、その入力と費目の修整さえすれば家計簿がほぼ自動化します。
どんぶり勘定マンにマネーフォワードME、これは方向音痴にGPSとGoogle Mapsが与えられた時と同じレベルの衝撃。テレビ冷蔵庫洗濯機いわゆる三種の神器の登場と同じなのです。
楽することは正義です。どんどん浸かろうぬるま湯に。
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