自己破産&生活保護で性産業を引退しました、断崖みさきです!
生活保護については度々語ってきましたが、自己破産の手続きについてあまり書く機会がありませんでした。(ケースバイケースなことなので専門家に聞くのがお勧めですよ〜というのもありますが)
が、最近twitterや周りでも債務整理について検討したり手続き中の方を見かけるので、体験談として書いていこうと思います。
債権者集会に向けて
筆者の借金の大部分は美容整形のローン(単価を上げて働くためでした……)で、それが法律的には浪費にあたる可能性が高いため、管財事件となりました。
そして弁護士のアドバイスの上、事前に陳述書を送付していました。
払えないことを分かっていて借金し、破産するのは詐欺行為になります。
そのため、美容整形を行ったのが夜職でさらに稼ぐためであったことと、予測できないコロナ渦や病気で支払いの計画が滞ってしまった経緯、今後どのように金銭的に計画を立てて生活するかといった反省を綴った陳述書を送りました。
免責審尋で聞かれた事
債権者集会と言っても債権者が必ず出席するわけではないそうで、地方裁判所のこじんまりとした会議室で、裁判官と書紀係、管財人弁護士、筆者と担当弁護士のみが集まりました。
借金の内訳について
大部分である美容整形のローンが、債務のうちどのくらいを占めているかを尋ねられました。端数までは聞かれませんでしたが、自分の借金について把握しているかどうかを確認されているようでした。
陳述書の内容に沿っての質問
借金の原因や今後の反省について、陳述書に沿った内容でしたが、自分の言葉で説明できるかどうかを確認されているようでした。陳述書を書く際に弁護士ともよく話し合いながら考えたことなので問題なく答えられました。
「免責許可とは何か説明してください」
免責許可が降りるとどうなるのか、これも理解度を確認されているようでした。
厳密な法律用語を使う必要はありませんが、「破産債権について,その責任を免れる」(破産法253条1項本文)つまり、債権の支払い義務を免除される、ということです。
弁護士さん曰く、債権が”無くなる”わけではないとのことです。
ごく淡々と、20分程度で債権者集会は終わりました。配当できる財産があれば時間もかかるのでしょうが、家も車も貯金もなければ生活保護利用者なので……。
ちなみに自己破産には弁護士費用を含めて20〜50万程度必要ですが、生活保護利用者には法テラスに立て替えを依頼することができます。終結後も生活保護利用の場合は費用免除をされるので、借金がネックで生活保護を躊躇っているのであれば合わせて手続きすることをお勧めします!
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